神戸学校

神戸学校はフェリシモが主催する「神戸発 生活デザイン学校」です。

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「人と人とがつながることで実現するしあわせの形」



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<第1部>

ものをつくらないデザイナー、
人と人をつなぐコミュニティデザイナーをしています。

今日はよろしくお願いします。大阪で「studio-L」という事務所をやっています。一応、設計事務所ですが、ものをつくらないデザイナーといって、人と人の関係性をつないでいくというところに、デザインの発想があった方がいいんじゃないかという問題意識から、この仕事をしています。

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左に「ランドスケープ」とあります。「ランドスケープ」というのは風景という意味。公園とか庭、あと建築物とか、そういうハードの設計をすることです。ただ公園の場合、つくって4、5年経つと使われていないという場合が多いので、その公園をマネージメントしていく仕事があってもいいんじゃないかということで、パークマネージメントという仕事をするようになりました。

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公園の外でお住まいで、いろいろな活動をされている方がいらっしゃますよね、そんな市民活動団体の方々に公園に来ていただいて活動をしていただくと……。その仕組みづくりがパークマネージメントの仕事です。これをすると公園が楽しくなってくるということになり、だったら公園の中だけでやらなくてもいいんじゃないかということで、町全体でそういう楽しいことが起きてくる状態をつくれないかなということをするようになりました。町づくりの仕事をすると、その町の500人、1000人の方と友だちになることが多いので、そういう方々と一緒に総合計画、町の全体の計画づくりに携わるようになりました。
ふだんから僕らはみなさんとお話するのが仕事です。ワークショップや講演会をして、みなさんと話をしながら、町の将来をどういうふうにしていくのかを話し合います。専門家、行政の人たちだけが町の未来を考えていくというのでは、なかなかよくなっていかないので、そこにお住まいの方や働いていらっしゃる方と直接対話しながら、この町がどういうふうになっていったらいいかを考えていくのが、今やっている仕事です。

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日本で最初のパークマネージメントの仕事
「有馬富士公園」

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「有馬富士公園」(兵庫県)
2000年ごろ、山のふもとに兵庫県が公園をつくるということになりました。

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こんな公園です。ため池や森、川があり、遊具があったりM散策路が通っていたりします。山の中に公園をつくった時、できて4、5年経ったら、あまり使われてないというようなことになる可能性、危険性があります。ならばパークマネージメント=公園を運営していくということをやった方がいいんじゃないかと、兵庫県さんが考えられました。博物館や美術館には館長がいて、キュレーターがいて、ちゃんとマネージメントしています。
でも、公園には、園長がいない、園もつくって終わりじゃなくて、そこでいろいろなマネージメントが行われていないと、人々が継続的に行きたい場所にならないんじゃないかというのが発想の原点です。その場合、誰が、そのマネージメントに関わるか、新しく園長を置いて、キュレーターを置いて、いろいろなイベントやればいいんじゃないか……。それでは税金を使い過ぎるので、公園のまわりで活動をしているNPO団体、サークル活動、いろいろな活動をされている団体に公園に来てもらって、公園の各所でいろいろなプログラムをやってもらおうと……。
毎週のように活動団体が何かをしている、毎週が無理なら2週間に一度とか、月に1回第3日曜にやっているとか、というふうに、この公園で何か活動してもらう、その人たちがたくさん集う公園になれば、「今日は誰がやってはるやろ」という感じで、期待を持って人に会いに来る公園になるんじゃないか、遊具は声をかけてくれないけれど、人が活動していると会話が生まれるんじゃないかなと期待しました。初年度は22団体でした。有馬富士公園のまわりに住む人に活動の内容を聞きに言って、「その活動を公園でしてくれませんか」と誘って、今は74団体まで増えてきました。

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「凧つくり凧上げ」は平均年齢72歳の男性5人の団体です。2週間に一度くらいやってくれています。「マクロ探検隊」は天体望遠鏡が大好きな方々。公園に来ると、聞いたこともないような天体望遠鏡で見ることができ、こどもたちの感動している姿を見ると、団体の方も喜んでくれます。で、「来週も来るわ」って言ってもらえ、団体の方も「関わってよかったな」って思ってくれるんです。有馬富士公園の場合は、こういうプロジェクトがたくさんあることがホームページでも告知されているんです。
もちろん公園の芝生で、お弁当を食べて帰るっていうのもいいかも知れませんが、午前中は水辺の生き物観察会に出て、午後は森の音楽会に出て、夕方からは星を観る会に参加して帰るとか、ほぼ無料で経験できるので、そういうのを経験しながら遊んで帰るということもできるんじゃないかと思います 有馬富士公園の来園者数はオープン時が年間41万人、5年後は70万人に増え、去年はほぼ80万人まで増えていっています。こういう公園は来園者が減っていくことが多いと言われているんですね。
どんなテーマパークでもオープンした時がいちばん多く、じょじょに減って、あとはアトラクションが出来るとちょっと増えてまた減ると言う曲線を描くそうですけれど、有馬富士公園の場合は、団体も増えています。それぞれの団体がファンをつくるんです。ファンの人たちに「来週もやるから来てくださいね」とメールするとそのうちの何割かの人が公園に来てくれるということになりますから、団体数が増えたり、活動の頻度が増えていくと、公園に来てくれる人の数がどんどん増えていくということになってるんじゃないかなと思います。おかげさまで、この兵庫県のパークマネージメントが、日本でほぼ最初のパークマネージメントということで、その後、大阪府さんや京都府さんからもお問い合わせをいただきました。

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パールマネージメントの進化形
「泉佐野丘陵緑地」

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「泉佐野丘陵緑地」(大阪府)
大阪府さんからは、泉佐野丘陵緑地という公園で、パークマネージメントの進化した形のものをつくってもらえないかという依頼がありました。有馬富士公園の場合は、工事が進んでいてほぼ公園ができあがった時に呼ばれたので、できあがった公園にどういうふうに人が関わるかという計画を立てたんです。こちらは、今はまだ山、これからつくるという公園だったんです。これから山を造成して公園をつくりますということだったので、「じゃあ、その山をそのまま残すエリアをつくれませんか」とお話しました。

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緑の部分は、公園をきちんとつくった場合と考えてください。10ヘクタールだと、公園をつくるのに10億円の行政のお金がかかります。「そんなにお金がかかるのであれば、きっちりつくり込むところは入り口辺り2割くらいにしませんか。あとは、森のまま残して、園路だけつくりましょう。ここは、車いすでも通れる場所にして、園路沿いに拠点を置いておいて、そこにトイレ、休憩所、農機具小屋があって、そこにのこぎりや鍬とか道具を入れておくと……。あとつくらなきゃいけないのはコミュニティ。この公園の中で活動したくなるような団体を毎年30人ずつチームをつくっていきましょう」という提案をしました。今パークレンジャーという、公園をつくりながら、公園で活躍してくれる人たちのパークレンジャー養成講座をやっています。基本的な考え方は、ハード整備に10億円かけて、できあがった公園には2000万円くらい維持管理費がかかるんですよ。10年かかってずっとやってたら、2億円かかります。10年間で12億円使おうとしています。だったら、最初2億円分だけハード整備して、そこからは、2000万円より少し多めに、3000万円ずつ使っていくと、10年間で5億円で公園をつくりながら、公園で活動する団体を10団体つくって、で、オープンした時には「ようこそ」と迎え入れてくれるような公園ができるんじゃないかと考えました。

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ここが入り口で、ここはみんなが楽しめる場所。ここは園路だけあって毎年パークレンジャーを30人ずつ養成して、パークレンジャーたちに少しずつしたいことを公園内でしてもらう、そんな公園をつくっていったらどうかということで、2009年からやっています。パークレンジャーはパークレンジャー養成講座を11回全部受けないと終了できない、大阪府知事認定をもらえないんです。結構きびしい講座です。初年度28人、今年20人になっちゃいましたが、そういうレンジャーの方がじょじょに森を調べよう、花を育てよう、地域の景観や歴史文化を学ぼうとか、活動を伝え方などの養成講座を受けて、そして修了式。チームができあがります。この人たちがパーククラブということで、公園の中にいろいろつくったり、活動をしていっています。これは10年間続けることになっていますので、あと6年で6チームできあがります。中心で動いてくれるような10団体ができたら、有馬富士公園みたいにその他の団体にも入ってもらって賑やかな公園がその後誕生するという計画になっています。ハードをつくる費用を下げて行けば、ソフトでいろいろなことができるんじゃないか、そのソフトをやっている間に、コミュニティをつくっていくというような公園のつくり方があってもいいんじゃないかなということをやっています。

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コミュニティ参加型デパート
「マルヤガーデンズ」

(スライド)
「マルヤガーデンズ」(鹿児島県)
そんな感じのことを、デパートに生かしたらどんなふうになるのかをやっているのが「マルヤガーデンズ」。鹿児島の中心市街地にあった三越百貨店の跡地です。これは、その跡地に入った商業施設の名前です。また、デパートをやるということなんですが、デパートって、今までは一般のお客さまをいかにお得意さまにしていくかを一所懸命やってきたんです。「もう既にデパートには行きません」という方が圧倒的に多いんです。それこそフェリシモさんで買い物をする、インターネットで買い物をする、あるいは、イオン、ジャスコなど郊外型ショッピングセンターで買い物をする、こういう方が圧倒的に多い。そういう時にいかにデパートに足を運んでもらうかというのは、デパートが、商品やサービスによる魅力を一所懸命発信してもなかなか訴求力にならないんですね。むしろコミュニティの方々が特殊な活動をする、小さなセグメントかもしれないけれど、「そのことについてだったら聞きたい」という人たちを小さく集めるということができないかなと……。有馬富士公園みたいに、例えば鉄道について語り合う会をやったら、そのことだったら好きだという人たちが来て、帰りにちょっとお茶したり買い物をして帰るとか、「乳癌について話し合いましょう」という会をやって、興味のある人が20人だけ集まるかもしれなくて、そ人たちがやはり買い物して帰るというような仕掛けができないかなと思ってます。そうすると1回当たりに集まる人数はそう多くはないけれど、でもこれみんな市民活動団体の方がされていますから、コストはほとんどかからないんです。テナントだけではなく、このコミュニティの活動も含めて、「マルヤガーデンズ」をつくるのがいいんじゃないかと提案しました。全部をテナントに貸さずに、各階ガーデンと呼ばれる空いているスペースをつくり、そこにいろいろなコミュニティの方が日替わりで来て、プログラムをやっている状態にしましょうってことで、地域の40団体が来てくれるようになりました。

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これが「マルヤガーデンズ」。古い建物を改装しました。今は蔦が生えて来て、壁面緑化がされています。あと、屋上庭園があります。緑をデザインした人もいるんです。ここにお店があります。空いているこういうところで、コミュニティの方々が活動をします。

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「近鉄新本店プロジェクト」(大阪府)
大阪阿倍野、天王寺に新しく近鉄百貨店が建つんですね。ものすごい大きな建物です。デパートとしての床面積が日本一になるというような……。近鉄百貨店の方に「日本一の床面積のデパートって、今の時代につくってやばくないですか?」と聞いたら、「やばいと思います」って。

(会場:笑)

百貨店の人が言うんだから間違いないです。「マルヤガーデンズ」の噂を聞きつけて見に行ってくれたみたいです。で、主旨に合うんじゃないか、ということで依頼してくれたようです。今年秋、阪急百貨店がオープンしましたね。関西の方だったらなんとなくイメージがあるかもしれません。庶民と触れ合えるデパートにしていこうというのであれば「マルヤガーデンズ」のコミュニティの方がいろいろ活動しているデパートというイメージが合うんじゃないかということで、市民の方々と一緒につくっていくデパート、そういう仕組みをつくっているところです。

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まんが×コミュニティ団体で
広がるプログラム

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「立川市こども未来センター」(東京)
立川市でも同じようなプロジェクトが進んでいます。駅の南側にあった市役所が北側に移転して、跡地をもう一回改装して、新しい施設「立川市こども未来センター」をつくることになりました。そこで「地域のコミュニティの団体が演奏会をやったり、ここでいろいろなイベントやったりとかできませんか」ということで、我々も関わることになりました。このセンターの1階にまんがパークが入ることが決まったんですね。5万冊のまんがを置いておく場所です。京都に「国際まんがミュージアム」というのがあります。そこと同じ団体が運営するということです。京都と同じことをやってもおもしろくないねということで、まんがと立川のコミュニティの方々を掛け合わせるような仕組みってつくれないかなって思ったんです。例えば『キャプテン翼』を読んでいるとだんだん身体がムズムズして、ボールが蹴りたくなってくるんです。ふと横を見たら、立川のサッカークラブが来ていて、サッカー教室を横でやっていると……。まんがで気持ちを盛り上げて、すぐサッカーに行けるっていうような、そんな場所にしようと思いました。

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「まんがをツールにしたプログラムの展開」
料理まんがの『美味しんぼ』ってご存知ですか。料理にこだわって描いているまんがなんです。センターの中に『美味しんぼ』コーナーをつくるんですね、本棚を丸くして『美味しんぼ』全巻があって、その真ん中にキッチンがあって、立川の料理教室の人たちが『美味しんぼ』でつくっている料理を試してみる料理教室ができるんじゃないかなということでやってみたり……。『美味しんぼ』×料理教室、『3月のライオン』×将棋教室、『キャプテン翼』×サッカークラブとか、まんが×地域のコミュニティ団体みたいなことが各所で行われているということができるんじゃないかな、ということで、いま立川で40団体のヒアリングを行っているところです。

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「線路残存敷活用プロジェクト」(大分県)
細長い空間も扱います。ただ公園をつくるんじゃなく10メーターずつ区切って、いろいろなコミュニティ団体の方に活動してもらって、散歩、ジョギングしながら、いろいろな団体に会えるような公園を計画しています。

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「東横線跡地遊歩道計画」(神奈川県)
同じようなことをこちらでもしています。線路が廃止されました。使わなくなったんです。地上11メートルの見晴らしのいいところに公園をつくることになっています。

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パークマネージメントをまちなかで……

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「延岡駅周辺整備プロジェクト」(宮崎県)
有馬富士公園は野球場15個分の広さです。この広さは何も公園の中だけじゃなくて、駅前全体でやってもいいんじゃないかということで、宮崎県延岡駅周辺に有馬富士公園と同じくらいの枠をパカッとかぶせてみるとこれくらいの大きさになります。有馬富士公園の中でも70団体が来てくれて年間80万人も来る場所になったので、同じ論理で、駅前、駅裏、商店街の空き店舗でやってるとか、有馬富士公園と同じようなことがここでもできるんじゃないですかということを提案しました。
で、今60団体に集まってもらって、駅周辺でいろいろなことができないかなというようなことを話しています。枠の中全部が公園だと見立てると、空き地、空き店舗がものすごく増えていってます。空き地、空き店舗が増えたら残念だなって気持ちになるんですが、僕個人的にはどんどん増えればいいのにって思ってるんですね。どうせ公園にしたいので、空き地が増えると公園に近づいていくじゃないですか。

(会場:笑)

建ぺい率というのがあって、全公園面積の中に3%以上建物を建てちゃいけないんですよ。本当は公園の中にもっといっぱいお店があった方が楽しいんですけど、3%以上建てられないという法律があるから、あまりカフェとかないんですね。ここは都市公園法に関わる公園じゃないですから、公園と見立てているけれど公園じゃないんです。だから、結構いっぱい建物があるんです。どんどん空き店舗、空き地になって、どんどん芝生になっていったって、まだまだお店が多い公園みたいな感じになりますから、空き店舗ができたら、そこでコミュニティ団体が活動できますからね。こんなことは延岡の人には言えないですけどね(笑)。
今は仲間を増やしていて、150人くらいの人が来てくれるようになりました。ワークショップでどんどん人を集めて、誰がどこでどんな活動をするかを決めていっています。延岡駅を新しくしようという動きが出て来ていまして、JRも協力してくれることになったので、今新しい駅舎を設計してもらっています。みんなで話し合いながら、駅の周辺をどんどん元気にしていく、そんなことを考えています。

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「佐賀まちなか再生計画」(佐賀県)
同じようなことを佐賀でもしています。これ、佐賀のまちなかの図です。グレイが建物、白は駐車場とか空き地です。通常この4つの核があるこのまちなかはですね、周辺に比べてグレイの密度が高いはずなんですよ。ところがもうすごい勢いで今抜けていっていて、周辺と変わらない密度になっていっています。ここに4つのマルがなかったら、ほとんど変わりがないですね。じゃあ、ここ4つをくるんで公園にしちゃったらいいんじゃないというのが、今考えていることです。ここがセントラルパークになればいいんじゃないかと……。ここにちょっと緑色がありますが、まずここに芝生を敷いてコンテナを置いて、いろいろな人が集まれば、今度はコンテナを熱の場所に移動して、またこっちに人が集まるようにしてっていうふうに、じょじょに芝生を増やしていきましょうという計画を立てています。これはもともと東京の建築家の方がこういう活動をやろうって言って始めて、「わいわいコンテナ」と言います。コンテナの中には500冊くらい雑誌を置いておいて毎月雑誌は入れ替わっていくんです。雑誌を読みに来た人たちがここに集まると、このまわりの空き地、空き店舗に、カフェができたり雑貨屋ができたりします。ちょっとこのまわりが賑わってきたなと思ったら、別のとこにコンテナを持って行って、ここを芝生にして……と、どんどんコンテナを移動させていこうという計画です。で、コンテナが移動した後の場所に、人が来なくなったら困るということで、我々はそこに、コミュニティ団体が入ってくるというような仕掛けづくりをやっています。

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こういう「街なか三日学校」というのをやっています。3日間でまちなかで活動する人を募集して、企画を練ってもらって、その企画を実現させるためのプロジェクトを立ち上げていってもらってます。「自分たちがやりたい活動であり、まちなかのためにもなる活動を余暇の時間を使ってやってください」というのがここでの活動です。労働ではなくて余暇の時間を使って、町にとっていい活動をやりましょうということで、そういう活動のことを「よか」活動と呼ぶようにしています。余暇の活動でまちにとってよか活動をやっていきましょうということで、これは佐賀弁です。どんな活動がよか活動なのかを挙げてもらうと291種類の活動が出てきました。これを1個ずつやっていこうと……。今各チームへのアドバイスをしていて、どうやれば実現可能なのか、消防法とか保健所のチェックとか、いろいろ必要になってくる活動もあるので、ひとつひとつチームごとに見て行っています。

こんなふうに自分たちが楽しい活動で町を元気にしていこうということで佐賀、延岡でもやっています。あるいは、公園、デパートでもやっています。ほっといてもこういう活動が生まれるわけではないので、コミュニティの方々の気持ちをどういうふうに引き出し、地域に接続させていくかが、今我々がコミュニティデザインと呼んでやっているよなプロジェクトです。

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コミュニティがない地域での取り組み。
島根県海士町の場合。

だいたいは、すでにあるコミュニティの方々に来てもらっているということが多いんですが、そんなコミュニティがない地域のお話をしたいと思います。

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「海士町プロジェクト」(島根県)
海士町は人口2300人の島です。境港から4時間くらいフェリーに乗らないと着かないんです。この島で総合計画って言われる、さっきの町の全体の計画を市民参加型でつくってほしいという依頼がありました。で、100人の住人に集まってもらいました。この100人の人たちと一緒に海士町の強み、悩みをいろいろ考えてもらって、強みを生かして、悩みを克服していくような町の計画を考えましょうということにしました。

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100人の人たちに20~25人のチームに別れてもらって、人、暮らし、産業、環境のテーマを決めてそれぞれチームになって話し合ってもらいました。8回ワークショップをし、人に関しては、こんなプロジェクトをやったらどうか、とか、環境に対してはこんなプロジェクトはどうか、とか……。
100人で考えたものを「こんな提案します」、「役所がここまでやってくれるのであれば我々はここまでやります」というような住民の活動を提案してもらいました。専門的な委員会をふまえた上で、総合進行計画という計画の冊子をつくりました。2冊あります。左が海士町が大事にしたいと思っている役所の制作、右が住民が提案した24のプロジェクトがまとまっているものです。
別冊の方が大事。これは海士町の住民の方が24個やりますって言ったこと、それを目次にしています。人数ごとに書いています。100人でできること、1000人でできること、ひとりでできること、10人でできること。単純な目次です。プライベートの領域と、パブリックな領域は実は分かれたもんじゃないということを言いたいんです。みなさんもよくご存知だと思います、パブリックとプライベートな間には何があるか……。コモン領域です、スケーラブルなコモンな領域がプライベートに近づいたり、パブリックに近づいたりして、グラデーションのようにつないでいるのが町の在り方である、とかいうような話を、漁師のおっちゃんに言っても「なんちゃ、ようわからん」と言われるわけです。プライベートとかパブリックとか言われたって……、だからひとりでできるとことは、今日からやってください。10人でできることはその仲間でやってください。100人、1000人じゃないとできないことは役場と一緒にやりましょうというのがこの計画書の中身です。絵本みたいになっていて、1個ずつ提案が入っていて、それぞれ提案したからにはやってくださいよ、というのが約束ですので、提案した人たちはやっています。

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産業チームは竹林を切って炭をつくる活動を始めました。暮らしチームは「おさそいやさん」をやっています。島の人たちはちらしを配っただけではなかなか出て来てくれないので、クリスマス会やりますよっていうちらしを配ったら、おさそいやさんが家まで誘いに行きます。独居老人とかみんなを誘って連れ出してきちゃいます。毎日誰かを誘っています。環境チームは水を調査始めました。海士町の水はどんな水質なんだろうかを大学と協力しながら今調べています。結構いい水質らしいです。で、海士町の水が平成の名水100選に選ばれました。全国には名水マニアというのがいるんですね。名水サミットというのを行っていて、100選が持ち回りでサミットを行っていて、名水好き300人が集まるそうなんです。2009年に海士町に電話がかかってきて、「来年は海士町は名水サミットやってください」って依頼があったんです。環境チームにもそれを伝えたら、チーム20人は素人なのに、「私たちが名水サミット仕切ります」って言い出し、自分たちでがんばりました。パネリストにも直接電話して、インターネットで調べて、すごい人も来てるんですよ! 早稲田大学教授とか、水の研究所の所長とか。
僕も一緒に総合計画をつくってきたので、司会進行役として呼ばれました。住民の人たちが自ら動き出すコミュニティをデザインするのが僕らデザイナーの仕事ですから、そういう意味ではうまくいってるのかなと思います。

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「人チーム」も始めました。「海士人宿」、人が集まってくるような場所をつくろうということです。このイラストはしゃもじです。海士町はしゃもじとしゃもじを持って、カンカンって鳴らしながら踊る踊りが有名なんです。しゃもじはふだんから使っているし、踊りの時もにぎっているから、なじみが高いだろうということで、しゃもじをイラスト化しました。ただ、ゆるキャラ化はしませんでした。海士町のゆるキャラをつくろうか迷ったんですけど、全部違う顔にしました。これは提案してくれた人に似せて描いています。みんなに自覚を持ってもらおうとイラストの顔を似せて描いています。

(スライド)
保育園の跡地をみんなが集まれる場所にしましょうということをやりました。自分たちで改装して、見違えるような場所になりました。ここで月に1回イタリアンレストランをやったり、2週間に1回バーをやったり、バンドが演奏したりします。これはれっきとした総合計画に基づく役所の事業です。最初100人4チームから始めましたが、じょじょに増えて、6チーム300人くらいの人が参加するようになっています。

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「集落ごとのケアも必要」
集落ごとのケアもやらなきゃいけないということで、海士町の14の集落をまわり、それぞれの集落をどう応援して行くかといくことを1年間かけて調査して考えました。で、6つの集落を応援しようということになったので、応援するための人材育成をやりました。集落支援員という仕組みがあり総務省から補助金が出るということで、集落を支援する人を6人育てて、人の話をどう聞き出してくるのか、それをどう組み合わせて集落のビジョンを立てて、集落に住んでいる人達と一緒に集落を元気にしていくのかを学んでもらいました。

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「空家調査から起業のネタを発見」
集落をまわっていると、空家や物置にいらないものがいっぱいあると……。そういうものを「無料で引き取ります」という支援を始めました。これらを修理したり、洗って、古物商の免許を全員に取ってもらってこの人たちが、販売できるようにしました。それで保育園の跡地を使って古道具カフェを開きました。ここで、集落をまわりながら、集めてきたものを販売しています。結構おしゃれなんですよ。大正時代の食器とか……。2012年1月からオープンしました。売り上げが1ヵ月に20万円くらいあるんですよ。無料で集めたものを売るんですから、20万円は利益なんですね(笑)。集落をまわって話を聞きながら、古道具を仕入れすることが支援になっているのであれば、この種の仕事は持続可能なんじゃないかなって……。まだ3件くらいしかまわってないですから、あと、1300世帯くらいありますから、まだまだ在庫はちらばってます。これからも続けて行けるだろうと思っています。

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結婚活動支援員の取り組み
「「studio-L」は人と人をつなぐ会社です」って言っていたら、じゃあ婚活もできるだろう、ということで、自然と人と人がつながって、結婚しちゃうような仕組みをつくりましょうということで女子大生たちと一緒にワークショップをして、独身シェアハウスを実現させています。今、1組いい感じになっています。

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「町民ディレクター養成講座」
海士町にはケーブルテレビの「海士チャンネル」というのがあります。この「海士チャンネル」のプログラムをつくるお金がないんです。だから町民ディレクターを募集して、「5分限定の番組つくりませんか」って海士町の人に言ったんです。35人集まり、7チームに分かれて、今、番組をどう組み立てるか、撮影する、されるのはどういうものなのか、ナレーションを入れてどう編集したらいいのかというのを学びました。今、5分限定の番組が30いくつあります。ひとつひとつは短いですが、結構おもしろい番組もあります。例えば、海士町は隠岐牛が有名なんですけど、その隠岐牛が何歳かまで飼育されて、途中から神戸や松坂に送られて、神戸牛や松坂牛になって市場に出て行きます、その肉牛がが生まれてから市場に出るまでをまとめた、そんな他愛もない番組をつくっています。

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「海士人」 コミュニティトラベルガイドっていう旅行の仕方があってもいいんじゃないっていうことを提案したガイドブックです。通常ガイドブックっていうと、名所旧跡、おいしいお店とか、ホテル、旅館が載っています。僕らが提案したいのは、読めば会いに行きたくなるようなガイドブック。海士町ってこんなおもしろい人がおるんかっていうことを知って、その人に会いに行きたくなるようなガイドブックをコミュニティデザインをやっているからこそ、つくれるんじゃないかということで「海士人」をつくりました。ここには名所旧跡は全然載ってないです。

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「隠岐神社→宮司・村尾氏」
載ってない代わりに隠岐神社ではなく宮司の村尾さんを紹介するんですね。村尾さんがどれだけおもしろい人かっていうことをちゃんと紹介する。「村尾さんに会いに行きたい」って思ってもらうことが大事なんです。「宮司の村尾さん、意外とエロイ」とか、そういう人間性が大事なんですよ。そして村尾さんに会いに行ったら、そこがたまたま後鳥羽上皇が流されて来た隠岐神社だったと……。

(会場:笑)

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「民宿・但馬屋→なまこを愛する宮崎青年」
民宿・但馬屋を紹介するんじゃないんですね。この民宿に何を思ったのか東京の一橋大学を卒業して、ここに丁稚奉公に入って10年という宮崎君という青年がいます。彼がなぜか、なまこが好きで、ものすごい量のなまこを育てています。
なぜ好きなのか?という宮崎君を紹介していたら、たまたまそこが民宿だったというようなことです。
こういう人を紹介して、その人に会いにいくツアーというのをコミュニティトラベルって呼ばないかなっていうことで、100人以上の人が登場するような、こんなような冊子をつくっています。これをつくったらいろいろな自治体からオファーがあって、今「福井人」というのをつくっています。あと、4つか5つくらいつくってほしい、と言われています。人に会いに行く旅っていうのがあってもいいんじゃないかな。

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コミュニティデザインに何が可能か。

(スライド)
「コミュニティデザインに何が可能か」
プロジェクトやってもらう時には、できる限り私たちがやりたいこと、つまり、自分たちが楽しめることを軸に活動をしてくださいと言っています。おもしろいくないことをやってもしょうがないので自分たちが楽しめる活動をやってほしい。やりたいこととできることをうまく組み合わせて、さらに地域のためになるもの、地域が求めていること、この3つをうまく結んだところで企画を考えてくださいということを言うようにしています。やればやるほど地域の人たちから「どうもありがとう。あんたらがやってくれて助かるわ」というふうに感謝されたらうれしくなって、さらに活動していこうと思えるので、そういう活動にしてくださいとお話しています。市民が動き出したら、じょじょに町が変わっていくんじゃないかと思います。

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「公共的な事業の住民参加を通じて『つながり』をデザインする」
パークマネージメント、公園にいろいろな人が入ってきてくれる、あるいは総合計画をつくる時に集まってくれた人たちが新しいチームをつくるとか、そのようなことをいろいろな場所でしているというのが我々の仕事です。有馬富士公園にもともとあるチームの人たちが僕らと一緒に事業をやることでちょっとパワーアップするとか、マルヤガーデンズに参加することになって、参加者が自分たちのチームに入ってきてくれて増えましたとか、こういうふうなことになることもあります。みんなで一緒に活動しながら、やれることが増えていきます。あるいは、海士町みたいに今まで知り合いじゃなかった人たちが集まってチームになって、新しいチームが生まれた、ということもあります。何かプロジェクトをやる時はそれをきっかけにして必ずコミュニティを生み出すのが、我々の仕事なんじゃないかなというふうに思っています。そういうことをやって緩やかにでも人と人とのつながりをちょっとずつつくっていくことができたら、無縁社会だとか言われている社会を少しずつでも変えていくことができるんじゃいかなと思ってます。
今、年間3万人が自殺する、年間3万人が孤独死すると言われています。合わせると6万人。「3.11」で亡くなった方の約3倍の人が、つながりのない中で命を落としていっています。どこかで緩いつながりをつくって、「大丈夫か?」とか「なんかあったんちゃうか」とかいうような関係性が生まれないかなと思っています。コミュニティの中に、人と人とのつながり、支え合うようなつながりができてきたことが、我々としてはすごくうれしいです。コミュニティデザインという仕事をやっていて、うれしいなと思う側面はいくつかあります。いずれにしても少し、人のつながりがなくなり過ぎてしまった世の中に、何かのプロジェクトをきっかけにして、知り合うきっかけ、何かを一緒にやっていくきっかけ、気遣うきっかけをつくっていくことができたらいいなと思っています。

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<第2部>

お客さまとのQ&A

お客さま:
これから少子高齢化で、日本全国で市民の結びつきが必要になってくると思います。となると、山崎さんのような方がたくさん世の中にいないといけないんじゃないかと……。その人材育成をどんなふうに考えておられるのか教えていただけますか。

山崎さん:
おっしゃるとおり、人材育成は必要なんですね。うちのスタッフは今22人、うちのスタッフを育成する時と同じような感じで、たくさんいてもらった方がいいなと思っています。基本的には実地訓練、OJTでやっていくしかないかなと思っています。
人を育てるということで具体的にこれからやろうと思っていることをお話しします。言葉が適切かどうかわからないのですが、「311」の後の東北というのは、コミュニティデザインを学ぶには最適な土地に結果的になってしまっています。
結局あの将来をどうしていくかということを集落の人同士がビジョンを考える時に、いろいろな意見の人たちがいますから、この意見をまとめて、やる気をおこしてもらって、自ら動いて町を元気にしていくかということをある種たき付け、調整していく役割の人がこれからものすごく求められるのが東北だろうと思います。だから東北の大学に、コミュニティデザイン学科をつくって、東北でそのことを学ぶという場所をこれからつくっていこうと思っています。まだ文科省の認可が下りていないので正確に言えないのですが、東北にある大学に頼まれていてコミュニティデザイン学科の学科長をすることになっています。そうすると1年生から現場に入っていくわけです。そして、卒業まで実地で学んでいくと……。そういうとこを4年学んだ、学生たちが担い手になってくれるんじゃないかなと思っています。

フェリシモ:
山崎さんは、将来は、地域の人たちに地域をよくする力がついてくれば、コミュニティデザイナーという職業がいらなくなることが理想とのことですが……。

山崎さん:
ふたつの意味で我々が消えていくプロセスがあると思います。まずひとつは、地域に入っていろいろやるんですが、じょじょに我々のやることを少なくしていって、地域の方ができることを増やして、で、3、4年経ったら僕らがそこからいなくなっているという状態をつくりたいなと思っています。うまくいったところはだいたい2、3年、長くても6、7年で僕らはいなくなって、活動だけが続いている状態になっています。それぞれの地域は自分たちの力で走っていけるようになったら、我々の役割は終わるだろうと思っています。
遠い夢としては、コミュニティデザインという仕事自体が消えてなくなった方がいいと思っています。外から入ってきた人たちが地域のコミュニティをつくらないといけない世の中というのは、異常だと思うんです。地域にいる人たちだけで自分たちのつながりをつくり役割分担できる方がいいと思います。我々が呼ばれるのはそれがうまくいってない土地です。我々の仕事がいよいよなくなったということになれば非常にうれしいです。

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お客さま:
兵庫県豊岡市で町づくり団体に属してします。これからコミュニティを集めて、つながりを持っていきたいと考えているのですが、コミュニティに誘っていくコツと誘えた後、楽しいチームづくりのコツを教えていただけますか?

山崎さん:
我々も誘うところからスタートします。地域に入ったらまず誰かひとりに「この町でおもしろい活動している人、3人紹介してもらえませんか?」と依頼しています。そこから、話を聞きにいき、さらにその方に「あなたが思う3人を紹介してください」とお願いして、じょじょに紹介してもらう人を増やしていく。そうすると、みんなが尊敬している人が見えてきます。地域の人間関係の星座が見えてきます。1等星で輝いている人がワークショップに来てくれたら、まわりの2等星、3等星の人も来てくれるだろう……。1日5人くらいの人の話を聞いて、まず友だちになってその人たちと話し合いながら、その場を楽しくしていきます。
活動をおもしろくしていくことで、心がけていることはどんな意見が出てきても否定しないということです。「イエス・アンド」という会話の仕方です。「いいですね、じゃあ、もっとこうしましょうよ」と話を進めていくことを常々心がけています。仕事じゃなくて出てきているわけですから「いや、それは違うと思う」とか説教されると来たくなくなりますよね。すべての提案は受け入れます。この「いいですね」からスタートして、本当のいい話にもっていくには、いくつかの技術や知識が必要です。たくさん事例を知っていたり、たくさんのアイデアがないと今目の前に出てきている提案を「いいですね」だけで、本当におもしろい提案まで持っていくのはむずかしいと思います。

お客さま:
町づくりにおいて、お金の自立ができているのかということと、おもしろい人がいなくなった後の組織の継続性に関して、どのようなアドバイスをしていますか。

山崎さん:
自分たちがつくったコミュニティが部活みたいな感じになっていけばいいなと思っています。さぼらず練習して、練習試合して、大会に出て、部費を払って、毎年4月になると新入生を勧誘します。3年生になるとキャプテンは別の人に譲って卒業していきます。最初に集まった人たちだけでやっているとどうしても高齢化して人数が減っていったりするんです。だから意図的に毎年、新しい仲間を意識して募集すること、リーダーも何年かごとに変えていった方がいいと言っています。あとは楽しいことはお金を出してでも活動したいという話をしましたが、基本的にはサークルのノリなので、やりたいことがあったらお金を自分たちで出すというやり方で活動を続けていきましょう。ただ、自分たちのお金だけではむずかしい場合もあります。そういう時には補助金の申請書類の書き方などを教えていっています。そして、それらを僕らがいなくてもできるようにしています。

フェリシモ:
今日改めて感じた人と人とのつながりや可能性、豊かさの価値観をもって、自分なりにアクションを起こすためのヒントをいただけますか?

山崎さん:
基本的に活動を楽しむことが大事だと思います。自分たちがやりたいことはなんなのか、自分たちにできることはなんなのか、それが少しだけ地域のためになること、というバランスを見据えて企画を立てていくというのが大切だと思います。地域が何を望んでいるのか、活動していろいろな人と知り合ったら、話して、どんどん地域の課題を発掘してください。自ずと新しい企画がどんどん生まれてきます。地域が困っているのはこういうことだということが毎年新しい情報として入り続けるコミュニティの活動になると、結果的に自分たちが何をすればいいのかというのは、毎年新しいものが出てくると思います。どんな地域にも、必ず何かできる人たちがいます。そういう部分をうまく生かしながら、やればやるほど町が元気になっていく活動を展開されること、それがみなさん自身の人生を豊かにすること、住んでいる町を豊かにすること、両方につながることなんじゃないかと期待しています。

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Profile

山崎 亮(やまざき りょう)さん<コミュニティデザイナー>

山崎 亮(やまざき りょう)さん
<コミュニティデザイナー>
*プロフィールは、ご講演当時のものです。
studio-L代表。京都造形芸術大学教授。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『ソーシャルデザイン・アトラス』(鹿島出版会)、共著に『まちの幸福論』(NHK出版)、『コミュニティデザインの仕事』(株式会社ブックエンド)、『コミュニケーションのアーキテクチャを設計する』(彰国社)、『幸せに向かうデザイン』(日経BP社)、『藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せにはなれないのでしょうか?』(学芸出版社)、編著に『つくること、つくらないこと』(学芸出版社)などがある。

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