神戸学校はフェリシモが主催する「神戸発 生活デザイン学校」です。

今年度のトップは、2000年から2005年までNHKで放映され、日本中に感動を呼んだ「プロジェクトX」の生みの親、今井 彰さんです。今井さんは「プロジェクトX」を誕生させるまでにも、数々のドキュメンタリーを手がけられ、作品を通じて社会にさまざまな問題提起をされました。現在は作家としてご活躍の今井さんに、社会派と呼ばれるに至った初期の作品群に込めた思い、そして「プロジェクトX」から、今の日本をつくりあげてきた「名も無き挑戦者たち」について、時代をリードしてきたその精神を戦後の時代の大きな流れを概観しながら語っていただきます。そして、今、東日本大震災後1年を迎えようとする私たちへ、今の日本をどうとらえ、これからの課題に立ち向かっていくべきか未来への挑戦者となるべく、メッセージをいただきます。今井さんが近年上梓された著書『ガラスの巨塔』は巨大組織を舞台に渦巻く野望と嫉妬がリアルに描写された作品として大きな反響を呼びました。常に何かと闘う精神の持ち主であることが今井さんの魅力であり、今井さんが生み出す作品の魅力の源泉です。今井さんが求める真理とは? どうぞ2月の神戸学校をお楽しみに。
大分県生まれ。80年、NHK入局。教養番組ディレクター、社会情報番組チーフ・プロデューサー、制作局エグゼグティブプロデューサーなどを歴任。社会派ディレクター、プロデューサーとして数々の受賞に輝き、ドキュメンタリーの旗手と呼ばれる。
NHKスペシャル「タイス少佐の証言」「タイス夫妻の戦争」の連作は、戦争と個人家族の絆を描き大きな反響を得る。「埋もれたエイズ報告」は血液製剤をめぐるエイズ感染の実態を徹底した調査報告により解明し、国会裁判も動かし、被災者救済への道を開いた。その後も「史上最大の不良債権回収」「オウムが来た町」など、社会派ドキュメンタリーを制作する。2000年に手がけた「プロジェクトX~挑戦者たち~」は大ブームを巻き起こし、国民的番組となる。2009年、作家業に専念するため退職。処女小説『ガラスの巨塔』(幻冬舎)は大きな話題を呼ぶ。2010年11月「ゆれるあなたに贈る言葉」(小学館)上梓。(主な受賞歴)1991年NHKスペシャル「タイス少佐の証言~捕虜体験46日間の全記録~」で文化庁芸術作品賞受賞。94年NHKスペシャル「埋もれたエイズ報告~血液製剤に何が起こっていたか~」でジャーナリズム会議本賞・放送文化基金奨励賞受賞。98年:ETV特集シリーズ「弁護士中坊公平」でギャラクシー優秀賞受賞。2001年「プロジェクトX~挑戦者たち」で菊池寛賞、第9回橋田寿賀子賞、放送文化基金グループ部門賞 ATP特別賞を受賞。この年、文藝春秋選「21世紀のリーダー100人」に選ばれる。「2002年ザ・ヒットメーカー賞」「デジタルコンテンツグランプリ人物表彰」「東京デザイン大賞」その他受賞多数。